風に強いタープは存在しない?【今日からできるキャンプの強風対策】

キャンプを毎年楽しんでいる人なら、テントだけではなくタープも使用するという方も多いでしょう。

タープはキャンプ時に大活躍してくれる便利アイテムですが、強風が吹くとふわっと飛んでいきそうでちょっと・・・、いやかなり怖いです。

もし風に強いタープがあれば完璧なアウトドアアイテムなのになぁと思いますが、中々見つからないんですよね。

風に強いタープって存在するんでしょうか?またタープの強風対策とあわせてご紹介します。

風に強いタープは存在しない?

タープにはいくつかの種類があります。種類ごとの特徴と風への耐久度を見ていきましょう。

ワンタッチタープ


まずは簡単設営で人気のワンタッチタープ。

アウトドアの素人や力のない女性でも簡単に設営できるため、運動会やガーデンBBQでもよく見かけますね。

こちらはとても使いやすいアイテムですが風にはかなり弱いです。

スクエアタープ


ポール6本とそれを支えるロープ、そして屋根となる一枚の大きな布で構成されるタープです。

大きさもあり解放感も抜群、大人数でのキャンプには欠かせないアイテムですが、こちらも風にはかなり弱いです。

スクリーンタープ


床の無い簡易的なテントのように使用できるタープです。4面すべてにメッシュが施され快適なアウトドアを楽しめるものもありますが、やはりこれも風に弱いタープとなっています。

ヘキサタープ・ウイングタープ


2本のポールとそれを支えるロープ、六角形orひし形の布を屋根として設置するタープです。

他のタープよりは風には強いですが、あくまで「他のタープと比較したら」という程度です。

タープが風に弱い理由


このように様々な種類のタープを見ても、そのほとんどが「すごく風に弱い」という特徴があり、タープの中でも風に強いというヘキサタープやウイングタープでも強風に耐えることはできません。

一般的なタープを風対策もせずに使用する場合、強風が吹いてきたら速やかにタープを撤去・避難する様にしてください。

「なぜここまでタープが風に弱いのか」というと、その構造を見れば明らかですよね。

一枚の布を屋根にしているわけですから、横からの風は大丈夫でも巻き上げるような上方向への風が吹いたときには一瞬で飛ばされていく可能性があるんです。

今日からできるタープの強風対策

しかしまだ諦めないで下さい!風に弱くともタープはあるとキャンプの幅が広がります。

タープに強風対策をして、大人数のキャンプをもっと楽しく安全にしていきましょう。

風の影響を最小限にするタープの設置場所とは?


まずはタープの設置場所を考えましょう。風の影響を受けない設置場所は「風下」です。

大きな木や建物があればそれを風受けにし、タープとテントは風下に設営します。

車ごとキャンプ場に入れる場所なら、風が吹いたら車を風上に移動させましょう。

テントの設置する向きは、入り口が風下に来るようにしてください。

風に強いペグを使う


ペグ(ロープを固定する金具)を変えるだけでもタープの安定感は全く違ってきます。

タープに元々付属しているペグは、耐久性が低く、堅い地面にはうまく入り込まない事が多いので、丈夫なペグなどを使うと良いでしょう。

特に力のかかる角に使うペグは頑丈なものにし、それでも不安な場合はペグを2本打ち込みます。ペグとロープの角度は90度に、最後までがっちり打ち込んでください。

おすすめのペグは、燕三条製の鍛造ペグ「エリッゼステーク」。キャンパーの間でも絶大な支持を集めている高品質ペグです。

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一枚布のタープにはポールロックを


スクエア・ヘキサ・ウイングなど、一枚布のタープには、ポールロックを使用すると風に強くなります。

タープを設置後、ポールから出ているピンに差し込むだけなのですが、風の強い日にはいい仕事をしてくれます。

LOGOSの「ポールエンドロック」が、使い勝手も良く値段も安価なのでオススメです。

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風抜け加工の簡単ワンタッチタープもある


簡単ワンタッチタイプのタープでも、風対策が施されている物もあります。

タープの屋根上部に風抜け用のベンチレーションが装備されており、少しの風なら耐えることができます。

しかし完璧に安全という訳ではありませんので、風が強い日には別途強風対策が必ず必要です。

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風が強い日はタープに必ず強風対策を!

結局風に対して完璧に安全なタープは存在しないということなんですね。

今回紹介した強風対策を施しても、長時間強風が吹き荒れる中でのテント・タープを使用したキャンプはとても危険です。

タープやテントが飛ばされそうになったらすぐに撤収し、安全な場所へ避難する等身を守るための対策はしっかり行いましょう。

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